5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

vCardのQRコードで電子名刺を作ろうと思ったけど、Pixel6で読み込めなくて諦めた話し


最近、新型コロナが収まって人と会う機会が増えてきました。そこで名刺交換など、久しぶりにしています。全然コロナ禍では捌けなかった名刺がなくなってきました。そこで名刺を作ります。

名刺を作ると言っても、印刷所に頼むのではなく自分でデザインして印刷しています。名刺100枚なんて使い切るまで数年かかります。そこで少量でいいのでカラープリンタで印刷しています。使っているいる名刺の用紙は、これです。

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エーワンのマルチカード 名刺特厚口です。厚口がお気に入りです。マルチカードですので印刷後に切り離さないといけません。どうしても縁がギザギザになってしまうのが不満です。名刺サイズの用紙を使ってこともあるのですが、これだと曲がったりしてプリンタでうまく印刷できませんでした。

さてvCardのQRコードでの電子名刺の話しです。

せっかく新しく名刺も作るしで、それなら名刺交換した相手が簡単に電話帳にQRコードでデータ取り込めるようにしたらいいのではないかと思い付きました。連絡先のデータとしてはvCardというフォーマットが使えそうです。早速調べてvCardのデータを作ってみました。

以下がサンプルです。

BEGIN:VCARD
VERSION:3.0
FN:てすと太郎
N:てすと;太郎;;;
X-PHONETIC-FIRST-NAME:たろう
X-PHONETIC-LAST-NAME:てすと
EMAIL;TYPE=INTERNET;TYPE=WORK:taro@test.co.jp
TEL;TYPE=WORK:03-1234-5678
TEL;TYPE=CELL:090-1234-5678
ADR;TYPE=WORK:;;テスト区テスト町1-2-3;;東京都;1234567;JP
ORG:株式会社テスト
TITLE:代表取締役
item1.URL:https://www.test.co.jp/
item1.X-ABLabel:Home Page
END:VCARD

Googleの連絡先サイトから登録してvCardで出力してみました。なるべくデータ量を減らすために修正しています。

このvCardデータをGoogle Pixel6の連絡先アプリにインポートしてあげると、正しく連絡先に登録できました。しかし、次にこのvCardデータをQRコードにしてカメラで読み込ませると、名前と電話番号、メールアドレスしか登録できません。QRコードに変換したサイトは、QRコードの開発元のデンソーが運営しているクルクルManagerです。

QRコードを読み込んだカメラアプリは、Googleレンズアプリです。

次にiPhoneでQRコードを読み込ませると、正常に連絡先データのすべての項目が登録できました。Googleレンズアプリがおかしいのでしょうか?

Googleレンズアプリを諦めて、代わりにクルクルManagerで配布しているクルクル-QRコードリーダーを使ってみました。

今度は会社名、住所、URLまでは読み込めました。しかし、役職(ROLEにしてもダメ)、名称、ふりがな(姓)が読み込めません。こちらもvCardのデータをすべて読み込めないのでしょうか?

Android相手には特別なQRコードリーターアプリを使ってもらわなくても、標準のアプリで対応できなくてはあまり利用されません。これではQRコードにしてvCardは使えません。vCardデータをダウンロードできるサイトを案内するためのQRコードを名刺に印刷するなんて考えましたが、vCardデータが出回ってしまうのを避けたいのやめておきます。

また、Googleに「qrコード vcard 作成」で検索して出てきたサイトを試してみました。入力項目に連絡先データを入力してQRコードを出力してみましたが、すべてのサイトで入力した項目をAndroidのGoogleレンズアプリでは取り込むことはできませんでした。前述したとおり、名前と電話番号、メールアドレスしか登録できませんでした。あまり、vCardとQRコードの組み合わせは、まだ使いものにはならないようです。試したのは、Pixel6だけなので、他のスマートフォンではうまく読み込めているのでしょうか? わかりません。

以上で、名刺にQRコードでvCardデータを印刷しておくのはやめておくことにします。

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