5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

Android AutoワイヤレスUSBアダプターのOTTOCAST U2-Xのファームウェア更新に手こずった話し


カローラクロスのディスプレイオーディオは、いちいちスマートフォンをUSBケーブルにつながないとカーナビが使えないので不便と書きましたが、これを解決する機器を購入しました。スマートフォンのUSBポートを抜き差して壊したくないものです。USBポートを壊したおかげで、スマートフォンを買い換え、なんて目に遭いたくないので、なるべくUSBポートには何もつながずに、充電もワイヤレスです。

購入したのは、こちらのOTTOCAST U2-Xです。

いかにも中華製の機器です。中華製にしてはお高い値段です。同じメーカーで動画再生に対応した製品もありましが、そこまでクルマの中で動画なんて見ないしで、動画再生に対応していない安い製品にしました。

表面はファブリック素材です。ファブリック素材は流行なのでしょうか? 以前、Pixel4のGoogle純正ケースはファブリック素材で、滑って仕方ありませんでした。Pixel4はとうとう落として液晶画面が欠けるなんてことがありました。よって、あまり私はファブリック素材はいい印象はありません。

設定方法は、マニュアル通り(ものすごい翻訳なのですが)にすれば簡単にできます。Bluetoothで設定したと思いましたが、なぜかWi-Fiでもつながっています。どちらが正解なのでしょうか? まあ、どちらでもつながっているのでいいとしましょう。

さて、問題のファームウェア更新です。すこし古いファームウェアがインストールされているようです。こちらもマニュアル通りに更新していきます。

気をつける点としては、Wi-Fi Directの設定を正しく行うことです。マニュアルに書いてあるようにはWi-Fi Directを設定しないと更新ができません。最初、Wi-Fi Directを無視してアップデートをしようとしたら、ダウンロードが50%で停まってしまいました。適当に操作するのはいけません。マニュアル通りに実行しましょう。適当に自分のスマートフォンに合わせてWi-Fi Directを設定してください。ちなみにPixel6は、「設定」-「ネットワークとインターネット-インターネット」-「ネットワーク設定」-「Wi-Fi Direct」と深いメニューにありました。

残念ながら私のスマートフォンでは、ファームウェア更新はできませんでした。ファームウェアのダウンロードは最後までできたのですが、いくら待ってもファームウェア更新が始まりません。アップデートの実行中はLEDランプが青赤と交互に点滅するようですが、ずっと消えたままです。そこで別の対応方法を調べます。

やはりメーカーのサイトに行き当たりました。スマートフォンでの更新以外にPCとUSBメモリでの更新ができるようです。

動画を参考にして(最初は素人がアップした動画だと思いました)アップデートを行いますが、動画を見ただけではアップデートできません。ファームウェアのイメージファイルをUSBメモリにコピーするといきなり言ってきますけど、動画にはどこからイメージファイルをダウンロードするのか説明されていません。

正解は、OTTOCASTサイトの「サポート」の「U2-X ファームウェアのテスト」のページです。ただし、U2-X 以外の製品のファームウェアはダウンロードがどこからやるのかはわかりません。

このページの「最新のバージョンをダウンロード」からダウンロードしました。安定したバージョンがよければ、「安定したファームウェアバージョンを選択する」からでもよさそうです。

もう一つファームウェア更新のハードルがありまた。ダウンロードしたファームウェアのファイルは、RARファイルで圧縮されています。みなさん、がんばって解凍してください。私は7-Zipで解凍しました。RARファイルで圧縮しても、あまりサイズが変わらないし、後々のサポートも面倒なので、そのままupdate.imgをダウンロードさせてもいいのではと思ってしまいました。

7-Zipでupdate.imgを取り出してUSBメモリに書き込んで、あとはOTTOCAST U2-XにUSBメモリを差し込めば、勝手にファームウェアをアップデートしてくれます。もちろん、U2-Xを適当なUSBハブに接続して起動しておいてください。U2-Xを起動しておかないと何も実行しないのは当たり前ですが、わざわざクルマのディスプレイオーディオにつながないでもよさそうです。

アップデートが済んだら、実際にカローラクロスのディスプレイオーディオにあるUSBポートにOTTOCAST U2-Xを差し込んで、スマートフォンを接続できるかをチェックします。念のためにBluetoothを一旦削除してから接続しました。アップデート前とは全然違う初期画面が表示されました。これだけでもファームウェアのアップデートが成功していることがわかります。こちらも念のためにスマートフォンのWi-Fiを切ってもBluetoothだけでも接続できることも確認しました。

これで車内にスマートフォンを持ち込むことで自動的にディスプレイオーディオと接続できて、GoogleマップもUSBケーブルなしでも見られるようになりました。もちろんスマートフォン内の音楽もUSBケーブルの接続せずに再生できます。電話は最初からディスプレイオーディオとBluetoothで接続できています。

今までの車内での充電はUSBケーブルでしたが、これでオプションで付けたおくだけ充電が有効活用できそうです。USBケーブルでつなげていたときは、おくだけ充電のオプションは無駄だったと思っていました。

心配なのは、中華製ですのでスマートフォンの中身を勝手に取得して送信されていないことでしょうか。以前、中華製の監視カメラが外部のサーバーと通信していることを見つけまたことがあります。異常にスマートフォンの通信容量が減っていたら要注意です。

本当なら、Android AutoワイヤレスUSBアダプターをディスプレイオーディオの機能に取り込んでしまえばいいのにと思います。今どき、USBケーブルでつながないといけないないなんて、トヨタのアクセサリ開発の怠慢です。

追記(2022年10月14日)

このOTTOCAST U2-Xを付けてワイヤレスでスマートフォンとディスプレイオーディオがつながって便利になったものの、問題は充電です。

おくだけ充電をオプションで付けていますので、充電はおくだけ充電に置いています。しかし、これでは充電が追いついていかないようです。充電よりもディスプレイオーディオへの接続のほうにバッテリーが使う方が多いようで、少しづつバッテリーが減っていきます。

バッテリーが心もとないときは、OTTOCAST U2-X経由の接続はやめて、素直にUSBケーブルで接続した方がよさそうです。

あまりOTTOCAST U2-Xとおくだけ充電の組み合わせはよろしくなさそうです。

追記(2023年2月13日)

カローラクロスのディスプレイオーディオのようなAndroid Autoがワイヤレスでスマートフォンでつながらないのは、屋外で5GHz帯のW52が禁止されているから(今は解禁)という話しのようである。

でも、実際にはBluetoothでつながっているのに、と思ったけどさ。もしかしたら、裏でWi-Fiでつながっているのかしらね。

皆さんはモバイルルーターを使うときに、今までは屋外で5GHz帯のW52を使ってはダメというのは気にしていたのかしら。もう、解禁になったからいいけどさ。

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