集合住宅には3年に一度消化器点検を消防署に報告しないといけない義務が法律上あるのだが(厳しい罰則もある)、先日消防署の怒り気味の催促が来た。毎回、防災設備会社に依頼して報告書を書いてもらうのだけど、出入りの不動産屋に見積りをお願いしたら、結構高い金額を言われた。儲けの少ないアパート経営では、そんな金額は払えません。
もっとコストをかけずに消火器点検の報告書を作成できないかと調べてみると、何と自分で消火器点検を消防庁自ら推奨しているようなパンプレットを見つけた。延べ床1000平米未満であったら、消防設備士の資格はいらないとのことである。今まで報告書を書くには消防設備士の資格が絶対にいるものだと思い込んでいた。
総務省消防庁
しかも簡単に報告書を作成できるように、点検アプリまで用意されている。これは、自分でやれと言っているようなものである。
提出先の消防署に実際に自分でアプリを使って報告書を提出してもよいか確認したところ、大丈夫だそうだ。電話に出た消防署の人はアプリの存在は知らないようだったけど(消火器点検アプリがリリースされたのは最近らしい)、電話折り返しで連絡してもらった。確認してもらったところ、このアプリから出力される報告書でOKだった。実際には点検というよりも、新しい消火器に買い換えてしまう。これで実際に消防署が点検に行っても大丈夫だろう。
古い消火器は、新しい消火器を買ったホームセンターのコーナンで引き取ってもらう。これはありがたいサービスである。防災設備会社だと、古い消火器を引き取るだけでもお金を取るところもある。
消火器とは関係ない話しだけど、コーナンでコーナンPayに入会させられて1,000円いただいたて、これはこれでお得だったけど、実際にはチャージで1%還元では全くお買い得感のないサービスである。最初にチャージしたお金を使い切ったら、コーナンペイの利用はお終いだな。わざわざクレジットカードからコーナンペイにチャージして支払いするよりも、直接クレジットカードで支払った方が楽じゃない? これ以上、何とかペイを増やしたくないしね。
話を戻す。
消火器点検アプリで点検内容を確認していく。新しい消火器への交換だったので、消火器本体の点検というよりも置き場所の確認くらいで済んだ。後はPDFファイルに出力し印刷する。2部を所轄の消防署に提出するのだけれど、コロナ禍のご時世で郵送で受け付けてくれる。返信用の封筒も同封して提出完了である。後は消防署が現地に実際に点検して(だから消火器の写真の添付とか、配置図の提出がないかと思う、それと調査立会もなくなっているみたい)、確認印を押して返送してもらって完了である。ただし、報告がさぼっていたから、消防署から難癖つけられて、再提出とか消火器追加とかかるかもしれない。
消火器の点検報告書の提出は、所轄消防署によって厳しさが全然違う。今回の物件を管轄している地域は特に厳しい消防署であったが、その他アパートのある地域の消防署からは全く催促もない。おそらく催促してこない消防署は管轄している集合住宅の戸数の数が多すぎて面倒見切れないと言うことなのかな? こちらとしては古くなっている消火器はその都度交換しているのだけど、防災設備会社に依頼するとお金がかかると思い込んでいたので、報告書なんて提出していなかった。報告書を提出させるよりも、正しく消火器を設置することが重要なはずである。
手間と時間をかけるくらいなら、数万で済むことなら防災設備会社に支払ってお願いすることもアリだけど、何せ消火器関係は足元を見られるようで消火器交換だけでも高し、十数万円取られてしまう。だから、小規模のアパートオーナーはお金がないので、消火器点検は自分で消火器点検アプリでやったほうが安くて簡単だよ、と話しでした。
消火器点検が自分でできるという話しは、出入りの不動産屋に聞いても知らないのでした。最初から思い込んだらダメですね。よく調べて見ると最適な回答が見つかったよい例です。
消防署も切れ気味に消火器点検報告書の提出を求めるよりも、簡単に自分でできると啓蒙したほうがいいのではと思います。最初に電話してきた消防署員は、自分で点検ができるとは言わずに、最初から●●の防災設備会社に連絡するように言っていたしで、防災設備業界と癒着があるのか疑いましたよ。
これまた関係ない話しだけど、現在医療関係のサイトの更新の仕事しているので、消火器と消化器のいづれの漢字変換結果が出てきてしまう。この記事でも消火器を消化器と書いたり、医療関係のサイトでも消火器と書いてお客さんに指摘されたりと結構面倒なのである。ATOKの場合、文章で判定してくれるようだけど、そんなにうまくはいかないのである。
“消火器点検の報告書を自分でアプリで作成して消防署に送った話し” への2件のフィードバック
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