5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

Webサイトのファイルアップのアップで開発のリズムを止めてはダメなのですという話し


何か長いタイトルになってしまいましたけど、これは今回開発に入っている案件でイライラしていることです。

Webサイトを開発する上で、必ずテストサーバーや本番サーバーに作成したファイルをアップしなければいけません。テスト担当者にテストしてもらうためにも、毎回テストサーバーにアップします。

レンタルサーバーと契約しているのであれば、

  • FTPで接続してファイルをアップ。
  • scpでファイルをアップ。

などで行うかと思います。通常は前者でしょうか。FTPのポートを開けたくないというのであれば、後者のsshのサーバーを用意してscpでしょうか。

社内にテストサーバーがあれば、

  • ファイルをテストサーバーのネットワークドライブにしてコピー。

などもできます。

しかし、どのファイルがアップされたが把握するのは面倒な場合、

  • Subversionでファイルをバージョン管理させて、コミットしてテストサーバーでアップデートする。

なども可能です。本番サーバーからはSVNのログからファイルをFTPやSCPにアップするという手順になります。

まあ、普通はこれでいいのですが、今回の案件はちょっと面倒です。FTPでアップする前に、VPNでリモート接続しなければいけません。

いちいちVPNに接続してから、FTPでアップするとなると、その間は外部のインターネットに接続できなくなってしまいます。しかも、テストサーバーへのアクセスはインターネット経由ですので、アップした後にVPNを切断しなければいけないという面倒さ。

サーバー管理者に言わせるとVPNと使うのはセキュリティのためと言うことらしいが、VPNのID/パスワードを漏れてしまうとダメではないか? それにFTPで使うなんて、ちょっとおかしい。

それにVPNで接続/切断という工程が入るので、リズムが切れる。

お付き合い会社で一番良い方法であると思ったのは、sshの公開・秘密キーを使ってscpでファイルをアップさせること。この方法だと、

  • ユーザーの認証もコントロールできる。
  • サーバーとの間も暗号化されるのでFTPよりは安全。
  • 接続したままで、インターネットにあるサーバーを確認できる。
  • FTPサーバーを立てる必要はない。

のメリットがあります。

ちょっとしたことでも、開発の人間のモチベーションを下げてしまうのです。

技術評論社
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