5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

ヤマハのルーターがSNTPサーバーにできたことを初めて知った話し


お客さんからインターネットにつながっていないネットワークにあるIP電話の端末の時刻が合わないと連絡があった。原因としては、インターネット上のSNTPサーバーにつながらないため。

そのネットワークはNTTのフレッツのVPNで他の拠点につながっている。IP電話専用のインターネットのため、インターネットにはつなげていない。

だったら、本社にローカルのSNTPサーバーを立てたらどうか、という話になった。本社のネットワークとVPNで接続できるのでSNTPサーバーとつながる。本社のネットワークはインターネットにつながっているので、グローバルのSNTPサーバーとは同期が取れる。

では簡単にSNTPサーバーを立てるにはどうすればいいかとなり調べてみると、Windows10だとWin32TimeサービスというSNTPサーバーがあらかじめ用意されているので、レジストリの設定とファイヤウォールの設定で簡単にSNTPサーバーが立ち上げることができそう。実際にやってみるとできた。参考にしたのは、このサイト(リンク切れ:2024年3月26日)。

これで起動しっぱなしのWindows10のPCを用意すればいいのだけど、もっと調べてみると、RaspberryPIでもNTPサーバーを立ち上げることもできそう。

さらに調べてみると、ヤマハのルーターでもSNTPサーバーを立ち上げることができることがわかった。お客さんのネットワークでは、すべてのルーターがヤマハのルーター(RTX1500から1100まで)で揃えているので、これでいけそう。IP電話の端末も数台なのでそんなに負荷にならないはず。

参考にしたサイトはこれ。

ヤマハのドキュメントはこれ。

実際に手元にあるRTX810で3行でSNTPサーバーが立ち上がった。Windows10をクライアントとして時刻を同期してみると、無事に同期できた。これはとても簡単。

ヤマハのルーターがSNTPサーバーになるなんて知らなかった。まだまだヤマハのルーターには、知らない便利な機能がありそう。マニュアルを読めよ。>自分

最後に一言

ヤマハのルーターを買いなさいよ

ヤマハルーターユーザーより

だって、ヤマハに儲けてもらわないと、ネットワーク機器事業撤退なんて大変なことになるしな。

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拠点間や法人向けルーターは、ヤマハのルーターが信頼性があってお勧めしています。私もヤマハのルーターを使っています。

追記

お客さんのところにあるRTX1500にSNTPサーバーの設定をしてみた。クライアントで正常に時間の同期ができた。しかし、時間が10秒ほどずれている。調べてみると、RTX1500で上位のSNTPサーバーに同期を取りに行くと、例えば

# ntpdate ntp.nict.jp

とコマンドを実行すると、

ドメイン名が見つかりません

となる。DNSの設定の問題と思ったが、こちらは正しく設定している。IPアドレスを直接設定してみたら、今度はタイムアウトになる。PINGとかRTX1500からは外部へのサーバーに関するコマンドが実行できなくなっている。LAN側のPCは、正常にインターネットにつながっているので不思議である。

とりあえず、別の拠点にあるRTX1210もインターネットにつながっているので、こちらをSNTPサーバーにしてみる。こちらのRTX1210では、上位のSNTPサーバーと正常に時刻の同期が取ることができた。時間も正確である。

RTX1500とRTX1210とも同じようなファイヤウォールの設定をしているので、何か違いがあるかがわからない。