5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

NTT東日本-IPA「シン・テレワークシステム」を試してみた話し。短時間たけど・・・。


NTT東日本からVPN+リモートデスクトップの環境が出たとニュースが流れてきた。最初は、ネットワーク機器を入れるのかと思ったら、ソフトウエアだけで実現するらしい。

早速NTT東日本のサイトからダウンロードしてインストールしてみた。

ダウンロードはこちら」のIPAのサイトのページの一番上のリンクからインストーラをダウンロードしておく。こちらはサーバーとクライアントの両方が入っている。

2台のPCにそれぞれサーバーとクライアントをインストールしておく。サーバー側にパスワードを適当に(長いパスワードでね)設定すれば完了である。コンピュータ名は適当に決めてくれる(後で変更もできる)。

あとはクライアントからコンピュータ名とパスワードを入力すれば、これだけで簡単にリモート接続ができる。

接続してみると見慣れた画面になる。Windowsのリモートデスクトップ接続だった。では、今回のVPN+リモートデスクトップと違うかというと、VPNの部分である。

VPNって構築が大変で、ルータの設定とかファイヤウォールの設定とか、はたまたクライアント側のネットワーク環境の制限、例えばケーブルテレビがインターネットプロバイダをやっているとローカルのIPアドレスが配らているとVPNにつながらないとか、サーバー側には固定のIPアドレスが必要とか、だったらダイナミックDNSでホスト名を設定しなければとか、諸々やらないといけないハードルが沢山ある。

今回のIPAのシステムだとあまりVPNのことは考えなくてよさそう。サーバーとクライアントは安全に接続してくれると思う(大丈夫だよね)。ただし、コンピュータ名とパスワードは他人に知られてしまわないように注意すること。これは当たり前だけど。

それと会社で使うときは、システム管理者の許可が必要である。勝手につないでデータを漏らすなんてないように。データ共有の制限もできるようだし、あとサーバーの設定をパスワードで変更できないようにする機能もあるみたい。あとは接続し放題だと、管理者はどこまで管理できるかもよく考えなければいけないかもな。みんなで大量に接続しだしたら大変かも。

同じようなリモートデスクトップでTeamViwerを今は評価しているけど、こちらはリモートアクセスライセンスで同じような機能を持っている。でも、評価しているのはビジネスライセンスである。これはユーザーのPCにリモートでアクセスしてサポートできる機能が自分にとって大きい。ユーザーにはTeamViwerのソフトを無償でインストールしてもらって、ランダムで生成されるIDとパスワードをこちらに伝えればユーザーのPCにアクセスできるというもの。無人IDの設定もできるので、TeamViwerのほうが用途が広い。

今回のIPAのリモートディスクトップで気になるのは、アクセスするとサーバー側のPCの画面がロックされてしまいクライアントから作業が見ることができないことである。何をリモートでやっているかをユーザーが知ることは安心につながる。リモートサポートはこれは重要ですある。これはWindowsのリモートデスクトップ接続だから仕方ない。このことはリモートディスクトップの設定で何とかなるかもしれないが試していない。

となると、ユーザーのリモートサポートはTeamViwerのほうがいいかと思うが、如何せんTeamViwerはお高いからここは悩みどころ。でも、TeamViwerを契約してしまうのだろうな。

しかしながら、普通の人がこのご時世で会社に出勤せずにリモートワークで会社のPCに接続して作業するには、このVPN+リモートディスクトップのNTT東日本-IPA「シン・テレワークシステム」はよい選択かもしれない。ただし、本格運用で無料ではなくっなったら、価格がいくらになるか興味のあるところ。便利だったら、この騒動の後もお金を払って使い続ければよい。

著:相原 秀哉
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“NTT東日本-IPA「シン・テレワークシステム」を試してみた話し。短時間たけど・・・。” への1件のコメント

  1. […] 次はNTT東日本のVPN+リモートディスクトップである。こちらはこのブログに書いてある。こちらも簡単に導入できる。ただし期間限定で無料になっている。 […]