5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

東京電力の申請業務の会社から電話があったけど、東京電力を装う詐欺電話確定だった話し


知らない電話番号から会社宛に電話がかかって来た。

「東京電力の申請業務で、会社の電気の契約を・・・」

と言い出した。会社名と名前を名乗らない。会社の電気の契約の話しのようである。会社は自宅兼用の事務所だから、会社名義で東京電力とは契約はしていない。そのことを指摘すると、

「もう一度調べ直して連絡します。」

ここまで東京電力からの電話だと思っていた。契約状況を把握していなそうなのでおかしいことに気が付いた。ここで

「東京電力の会社の人?」

と尋ねると

「いいえ、東京電力の申請業務をしています。」

「それって、東京電力への申請業務の代行でしょう?」

「はい、東京電力とは関係ありません。」

とようやく白状する。はっきり関係ないと言っていたのでよかったけど、委託されていると言われるとわからなくなってしまう。この電話は、東京電力からの電話を装う、つまり電気の契約詐欺だった。

「あなたの会社名は?」

「既に名乗った。」

「名乗っていないでしょう?」

と実際に名乗っていないので突っ込むと、渋々

「ジー●●です。」

「名前は?」

「既に名乗った。」

とまた言い出すので、問いただすと、

「市○です。」

とようやく名前も名乗った。というよりか、名乗らせた。

電話の最初に会社と名前を名乗るってセールス電話をやる上での基本なのである。しかも、特定商取引法の第十六条で

(電話勧誘販売における氏名等の明示)
第十六条 販売業者又は役務提供事業者は、電話勧誘販売をしようとするときは、その勧誘に先立つて、その相手方に対し、販売業者又は役務提供事業者の氏名又は名称及びその勧誘を行う者の氏名並びに商品若しくは権利又は役務の種類並びにその電話が売買契約又は役務提供契約の締結について勧誘をするためのものであることを告げなければならない。

特定商取引に関する法律

となっているので、最初に名乗らないのは、既に法律違反なのである。こちらも電話相手に指摘しておいたけど、やはりというかセールス電話をかける人に限って特商法なんて存在すらも知らないのである。

東京電力を騙るこのような電話がかかっているのは、東京電力で把握しているだろうと問い合わせをしようとしたら、東京電力の問い合わせチャットのAIは素っ頓狂な回答をするし、連絡先の電話番号がわからないしで、もういいやということにした。

知らない電話は詐欺の始まり

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“東京電力の申請業務の会社から電話があったけど、東京電力を装う詐欺電話確定だった話し” への1件のコメント