5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

カテゴリー: システム関連

  • 大昔の日本語ワープロ専用機をいろいろ思い出した話し

    いわゆる日本語を編集・印刷できるワードプロセッサーのことです。昔は、PCのアプリケーションではなくて、専用の機械でした。

    何で日本語ワープロの話しをするかというと、たまたまICOMの記事のを読んだためです。日本で初めての日本語ワードプロセッサーの話しです。

    ここで出てくる東芝のJW-10は、使った覚えがあります。大学の学部の部屋にDECのPDP11と一緒に置いてありました。大学の4年のときに、所属している研究室の講師の方が書いた論文の清書の手伝いで使いました。これは、ちょっと自慢かもしれません。

    JX-10は文節ではなくて単漢字で変換していく漢字変換だったような覚えがあります。ローマ字で入力できたので何とか入力ができたような気がします。その頃のPCのワープロといえば、日本電気のPC-9801で動いていたMS-DOS上の一太郎。バージョンは3だったかな? それとも2だったかな? PC9801の大きい8インチのフロッピーディスクでプログラムを起動して、データの保存もフロッピーディスクでした。

    また、この記事で出てくる和文タイプライターも使ったことあります。父が事務機器が大好きな人で、和文タイプライターが自宅にありました。たまに手伝いで打っていました。とても文字を拾っていくのは大変でした。残念ながら、和文タイプライターは廃棄してしまいました。

    ついでに言うと、大学卒業後に新入社員で入った最初の精密機器メーカーで、新人研修と称して大阪日本橋のカメラ屋さんの派遣店員として1ヶ月間、専用ワープロ機(そのころはこれが主流)を売ったことがあります。寒い2月の閑散期で商品が売れない時期でしたが、30台ほど売ったことを覚えています。まだ3行くらいの液晶表示で編集して、熱転写プリンタで印刷できていました。来るお客さんに口八町でほぼ売りつけていました。

    しかも、そのメーカーでは、社内で富士通のOASYSコンパチ機を秘密裏に開発していたのですが、結局はリリースされずに、そのまま社内で使っていました(この話は今では時効ですね)。縦型のモノクロCRTで、もちろん親指シフトのキーボードがついて(だけど入力はローマ字でした)、5インチのフロッピーディスクで起動して、なんとページプリンター(レーザーではなくて液晶シャッター。これでメーカーがわかってしまう。)で印刷ができていました。

    こんな感じで、日本語ワープロの思い出がいろいろ出てきます。

  • CakePHPでデータベースの文字コードの話し

    今開発しているWebサイトは、別の開発会社が別の機能を開発している。時間の関係で私がすべて開発できないので、発注元が別の開発会社を割り当てている。

    その会社からの質問。

    本番サーバーのDBにアクセスしたら文字コードの関係でデータが抽出できない。

    そういえば、本番サーバーはTurboLinuxで文字コードがEUCだっけ。インストールされているPostgreSQLも7.x系で、テストサーバーとは違っていたような。テストサーバーは8.x。この辺りは自分がサーバーの面倒を見ている訳ではないから伝えていなかった。失敗。

    PostgreSQL上にUTF-8でデータベースをcreatedbで作成しておいて、UTF-8でダンプしたSQLでリストアしておいた。システムの想定する文字コードはUTF-8。この辺りが怪しそうなので連絡しておいた。

    私はCakePHPで開発していて、別の開発会社はperlのCGIで開発。CakePHPの経験がないので、perlのCGIになったようだ。

    こちらは全く文字コードの意識はしていない。なにかうまく動いている。結果オーライ。apps/config/database.phpでencodingの設定もしていない。データベースが絡んだ案件は、必ず最初に文字コードでトラブルが起こる。

    後から、私は非協力的だと開発会社から言われるのでしょうね。psqlコマンドで一発でわかりそうなものだが、そういえば発注元はその開発会社に、サーバーにシェルでアクセスさせる権限が与えていないかも・・・。

  • HTMLの特殊文字はまじめに書きましょう、という話し

    現在開発中のWebサイトはCakePHPで開発しています。今回は、PCと携帯電話の両方をサポートしています。どちらもコントローラーとアクションは共通でビューだけが異なります。携帯かどうかの判定をして、携帯電話であったらm_*.ctpという名前のビューを取り込むようにしています。

    携帯電話の場合の文字コードは、基本的にシフトJISになります。通常はPHP、HTML、DBはUTF-8にしていますので、表示するときに強制的にシフトJISに文字コードを変換して、英数字カタカナを1バイト文字に変換してしまいます。この辺りはレイアウトに処理を書いておけばCakePHPだと簡単です。

    ここから本題です。失敗したこと。

    携帯電話の画面で矢印の代わりに<と>を使っていました。<>は2バイトコードです。例えば

    <前へ 後ろへ>

    のようにリンクを設定します。

    しかし、お察しのとおり携帯電話のブラウザだとおかしなコードが表示されてしまいます。つまり<>がHTMLタグの始まりと終わりになって認識されてしまいます。

    解決方法は簡単です。面倒がらずにHTMLの特殊文字でまじめに指定することです。<は<>は>です。これで正しく表示できます。

    やはり基本は大事です。

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  • Grooveがサポート終了する話し

    米国マイクロソフトからGroove3.1のサポート終了の案内がメールで来た。Thunderbirdが迷惑メールに判定したいたので見逃すところだった。

    Grooveはおおざっぱに言うとP2Pでファイル共有したりできるグループウェアソフト。とても便利なソフトでした。でしたと言うからには、もう使っていない。今は、Windows Live Syncにしている。

    Grooveはマイクロソフトのオフィスに組み込まれる前に、Groove Networksから直接ライセンスを購入したもの。オフィスに入っても、国内ではあまり盛り上がっていないのが現状。

    メールによるとサポートが終了してもオンラインリソース(サーバー)は継続するとのこと。オンラインリソースがなくなるとP2Pでデータ交換できなくなるので、まだ安心か。Windows Live Syncに切り替えてしまいましたので、関係ないと言えば関係ない。

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    自作PC用に一番左のWindows11のパッケージを実際に購入しましたが、問題なくインストールできました。Windowsは使うPCの分だけ正しくライセンスを購入しましょう。

  • Google リーダーで画像がどうしても表示できないとき

    Firefox + Google リーダー + Greasemonkey + Google Reader Full Feed + RefControl で快適にサイトを読めるということを書きましたが、中にはどうしても画像が読み込めないサイトがあります。

    例えば、blog.goo.ne.jpとかwebry.info(このサービスはどこ?)とか。

    試しにRefControl のオプション設定で、動作を「偽装」にすれば上記の2つのサイトは正常に画像が表示するようになった。

  • jQueryのrollovers.jsとprototype.jsの競合の話し

    現在、外部の会社から出てきたHTMLのコードにCakePHPのAjaxの処理を埋め込むと、メニューの画像がロールオーバーしなくなります。

    HTMLを見てみると、rollovers.jsというJavascriptでロールオーバーをしているようです。prototype.jsを読み込むところを削除すると、うまくロールオーバーしてくれます。しかし、Ajaxの処理はしてくれなくなります。

    CakePHPでAjaxを実装すると、prototype.jsが必要です。CakePHPの機能を使わずにAjaxの処理を書くのはとても面倒です。では、rollovers.jsを取るか、CakePHPのAjaxを取るかをどちらかにするかと言われればCakePHPのAjaxをとりました。

    もっとシンプルにJavascriptでロールオーバーできないかと探したところ、ありました。シンプルロールオーバー。

    メニューの画像ファイルの命名が

    *_o.gif //ロールオーバー前
    *_h.gif // ロールオーバー後

    になっていますので、少々修正をするだけでOK。無事にAjaxの処理とメニューのロールオーバーが実現できました。シンプルロールオーバーの作者に感謝です。

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    追記(2022年10月16日)

    記事中のシンプルロールオーバーのサイトはどこかになくなりました。

  • Googleリーダーで見えない画像を表示する

    Googleリーダーサイトの巡回は、feedを使ってGoogleリーダーで読んでいます。登録しすぎて、1日100本くらいのfeedを読んでいますが、流し読みで3分くらいで終わります。

    しかし、中にはGoogleリーダーで最初だけしか表示されなかったり、一番ダメダメなのは画像がキチンと表示されないサイトがあります。とくにYahooブログでは、画像がリンク切れになります。Yahoo ブログは応答が遅いという問題がありますが。

    いちいちサイトにアクセスすればいいのですが、これは面倒です。ずっと放っておきましたが、やはり探せばあるものです。詳しくは、ここのページを読んでください。

    これはFirefoxのみの対応ですが、次のアドオンソフトをインストールすればOKです。なぜかここのページからリンクがうまくいっていないので、各ソフトのリンクを載せておきます。

    これで、Googleリーダーだけでブログが読めるようになったので、ますます便利になりました。あと、Ctrl+Zを押しておくと、とても幸せになります。お試しを・・・。

  • Picasaへの画像インポートの話し

    デジタルカメラで撮った画像ファイルのインポートは、アドビのLightroomで行っています。画像の編集、印刷は、簡単なのでGoogleのPicasaを使っています。本当ならLighroomかPicasaのどちらか片方を使えばいいのですが、そうはいきません。

    Lightroomのインポートは、画像のデータから自動的に日付別にディレクトリを作ってくれます。これはPicasaですとできません。ファイルのアップは、Picasaだと簡単です。Lighroomですと一度ファイルをエクスポートしなければいけません。

    Piacasaが日付別のインポートがサポートしてくれれば解決するのですが、本当は知らないだけだったりして・・・。

  • DellサーバーのSATAパッチ

    VMware Serverを動かしているDellサーバーがとても調子悪い。32bitのLinuxを新しく仮想サーバーにインストールしなくてはいけないので、何とかしなければいけない。

    まずはVMWareのコンソールに接続できない。見てみるといろいろなライブラリがないといわれる。しかたないので、再インストール。

    ホストのほうは、iSCSIのディスクにあるので、VMWare Serverが動いているところを再インストールすればいいが、とっても面倒な作業。

    その前に以前DELLから送られてきたSATAのパッチを当てなければいけない。説明によると、シーゲートのSATAハードディスクが起動したときに認識できなくなるという障害のパッチらしい。ずっと放っておいた。

    パッチを当てて、OSの再インストールで明け方までかかって、今はとても眠いです。

  • IIS5.0のSSLサーバー証明書の更新の話し

    ようやくIISのSSL証明書の更新をおこなった。IIS5.0の場合、そのままサイトに対してSSLサーバー証明書の更新ができないため、作業手順に注意が必要です。

    毎年1回だけの作業なので、やり方が忘れてしまいます。失敗すると、また証明書の発行からやり直さないといけないので失敗はできません。

    IIS5.0の場合、本番のサイトとは別にSSL更新用のサイトを作って、このサイトでCSRファイルを生成します。CSRを証明書発行会社に送って、証明書を発行してもらいます。この間、SSL更新用のサイトを削除してはいけません。削除すると証明書をインストールできなくなります。

    発行された証明書をSSL更新用のサイトにインストールします。最後に本番サイトにSSL更新用のサイトから証明書を置き換えて完了です。

    何でこんな面倒な手順なのかは、Microsoftに聞いてください。聞いても答えてはくれないでしょう。