このブログを更新せずに何をやっていたかというと、仕事が忙しいわけでもなく(そこそこ手こずった案件があったけど)、第二級アマチュア無線技士の資格の勉強をしていました。このたび、ようやく合格の通知が来ました。
第二級アマチュア無線技士の資格をとるには、国家試験かJARDの講習会かeラーニングの3通りがあります。最初、国家試験を受けようと問題集を買って勉強を始めましたが、問題だけだと法規と無線工学の中身がわからなくて断念しました。講習会は時間が取られて講習会場まで何日か行かなくてはいけないのは面倒です。
そこでeラーンニングを受けてみることにしました。講習費用が48,250円とお高いです。
しかしながら、自分のペースで受講できるし、合格ラインが国家試験が70%のところeラーンニングは60%と低くしてくれています。これで合格間違いなしということで、脳天気に第二級アマチュア無線技士のeラーンニングに申し込みました。
受講開始は10月からですが、申込み開始は9月からです。開始早々に9月1日に申込みと受講料を支払って、分厚いテキストとJARDのeラーンニング用のマイページにログインするためのIDとパスワードが送られてきました。10月を待たずに9月第2週から受講開始となります。
eラーンニングのよいところは、受講用のテキストと一番は映像補助教材で授業を参照できることでした。映像はテキストにしたがって先生がわかりやすく法規と無線工学を教えてくれます。今までいい加減だったアマチュア無線の知識を体系立って理解できます。この映像補助教材だけでも、第二級アマチュア無線技士のeラーンニングを受ける価値があるかもしれません。
テキストの章ごとに中間テストを100%で合格しなければいけません。すべての章の中間テストを合格して、最終判定試験を60%で合格して、外部試験機関のCBTの試験に臨みます。中間テストと最終判定試験は、自分のPCで受けるので、別にテキストを見ながらカンニングしてもバレないと言えばバレないのですが、私の場合はカンニングなしでガチ試験で合格を取っていきました。
最終判定試験はテキストの中間試験と演習問題がそのまま出題されたという、あまり手応えのないものでした。普通に勉強していれば90%以上はとれます。しかも、時間は法規、無線工学の両方で30分位で解けました。
最終判定試験が合格したのが10月1日だったので、受講開始の前に最終判定試験を終えたことになります。ここまでは受講の進みは早かったです。
最終判定試験が合格してからCBT試験を受けるまでの2ヶ月間を空けたのですが、理由としてはなるべく完璧にCBT試験に臨みたいという気持ちからです。最終判定試験と比べれば、もっと難しくなるだろうと予想していました。不合格になって再試験なんて、時間とお金の無駄ですから。
CBT試験への勉強ですが、章ごとの中間試験と演習問題を5回くらい繰り返しました。後はテキストを読み込んでいきました。
一番皆さんが知りたいと思うCBT試験の内容ですが、何と今回受けたときは電気回路の計算問題が全く出題されないという内容でした。オームの法則は一回も使わないという肩透かしな内容です。その他の計算問題は4問だけした。計算問題は取れる問題ですので、これはには多少心配になりました。これは今回だけでしょうか? わかりません。
何問か中間試験と演習問題にはない問題が出題されていましたが、何となく解答できたのでこれはよしとしましょう。
今回、PCを使ってCBT試験を初めて受けたのですが、危うく解答の選択を間違うところでした。問題の解答は二通りあって、ラジオボタンで選択と、プルダウンでの選択の二通りです。しかし、ラジオボタンの選択に罠がありました。
普通に考えるとラジオボタンをマウスでクリックすれば選択になるのですが、ラジオボタンと解答の行の画面のどこでも選択になってしまいます。なにげにマウスで画面をクリックしてしまうと、たまたま解答の行部分をクリックするとその解答が確定してしまうことになります。特に次の問題へのボタンを押すときに、ボタンの上部分を間違えてクリックすると、違う解答になってしまうことがありました。私の場合、解答の見直しで気が付いてよかったのですが、気が付かなければ合格しなかったでしょう。心配になって五回も見直しをしました。
これは第二級アマチュア無線技士の試験だけではなくてCBT試験のハマりどころかもしれませんので、皆さんもCBT試験を受けるときは注意しましょう。
最後に今回の第二級アマチュア無線技士の資格試験の感想です。
やはり、eラーンニングで取ったのはよかったです。既に第三級アマチュア無線技士を持っているのであれば、eラーンニングで第二級を取るのはおすすめです。5万円近くのお金を払えるのかが一つの懸念事項かもしれません。ぜひとも第二級アマチュア無線技士をeラーンニングで目指してください。記憶力と三桁のかけ算割り算ができれば何とかなります。
第四級アマチュア無線技士の人は、講習会で第三級アマチュア無線技士は簡単に取れますしeラーンニングもありますので、アマチュア無線技士を取れたら、二級まではあっという間に何とかなるのではないでしょうか。
しかしながら、今まで国家試験で第二級アマチュア無線技士を取った人からすれば、eラーンニングで取得したと言うとバカにされるかもしれません。それくらい第二級アマチュア無線技士のeラーンニングのハードルは低いと思えます。まあ、資格を取得してしまえば、こっちのものですけど。
第二級アマチュア無線技士に合格しましたが、これで200Wで電波を出すなんて住んでいるところが密集地なので、そんなに大きな電波を出せるわけもありませんし、強いて言えば10 MHz、14MHz帯に出られるのが今回の資格で大きいことです。
これから第一級アマチュア無線技士を目指すかと言えば難しいことです。一級を取っても1KWの電波を出せるくらいしか違いがありませんので、今の無線の環境から言えば全くメリットがありません。自己鍛錬で一級を目指すのはいいのでしょうか?
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