母、徘徊。

帰ってから母の部屋をのぞいたら、母がいない。ツレの聞いたら、見ていないとのこと。母の靴がない。音も立てずに誰も気がつかず出て行ったらしい。母は認知症である。

近くに住んでいる姉のところに行ったかと連絡を取ったが、母は来ていない。デイサービスに時間を間違えて行ったかと思って、自転車でたどる。見つからない。。姉と手分けして、近所を自転車で廻る。見つからない。

お金を持っていないので、遠くまで行っていないはず。コートも着ずに薄着で寒くて心配。

警察に連絡。警察官数人で探してもらうが、見つからない。警察署内に捜索手配をする。

駅まで行ってみる。見つからない。近くのスーパーまで何軒か行ってみる。見つからない。

新幹線で実家に帰りたいと言っていたので、新横浜駅まで道をたどってみる。それでも見つからない。

警察犬が出動。母の靴のにおいをたどる。排気ガス、コンクリート、時間が経ったようで、これでも見つからない。川のほうには行っていないようだ。

どこに行ったのかわからない。警察の捜索待ち。近くのコンビニに目撃情報をお願いする。

朝になって、捜索願を出す。全国に捜索手配になる。区役所、ケアプラザにも届ける。自宅待機で連絡待ち。

昼を過ぎても連絡が来ない。見つからない。

連絡があった。一般の人から電話。しかも一寸遠くの駅から。切符を買わずに改札ゲートでアラームが鳴っていたのを声がけしていただいたそうだ。近くの交番に連れて行ってもらう。

急いで駅前の交番に行く。電車を1回乗り換える。その駅まで直線で10kmある。山を越えなければいけない。18時間。よく歩いたものだ。

母を確認。交番で母を引き渡してもらう。捜索願を取り下げ。見つけてもらった人には、何度もお礼を言う。

タクシーで自宅まで帰る。夜中歩いたことは覚えていない。薄着で眼鏡もかけていない。元気でよかった。

念のため、クリニックで診断してもらう。血圧正常、心音正常、脱水症状なし。特に異常はない。先生驚く。本人は元気だが、周りの人間が疲れた。

これからのことを考えなければいけない。夜出歩けないようにする。居場所がわかるようにGPSを持たせる。ドアの鍵を増やす。靴を隠す。廊下にゲートを付ける・・・。

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ando

50過ぎてもプログラマーの気持ちを忘れない。