業者より危ないおばさんからの電話

母宛に電話が入った。知り合いと名乗るおばさま。何の用かと聞いたら、いろいろと昔のセールスのことを聞きたくて、と宣う。

母は、20年以上前まで化粧品のセールスをやっていたけど、その化粧品会社のセールスは曲者で、所謂ネズミ講に近い形態の組織だった。尤もの曲者は、その周りに跋扈するおばさまたち、お互いに欺し欺されてやっていた。例えば、高価な掃除機や整水器を買えとか、これが効くから健康食品を買えとか、宝石の展示会に連れて行って買わせるとか、終いにはこの人にお金を貸してくれとか。人のよい母は、こうやって欺されていくのでした。

母が認知症と診断されて、いろいろと母のお金関係を整理すると、化粧品会社関連のおばさまたち絡みで出てくる出てくる、こちらで始末するのは大変な思いをしました。

母は数年前にホームに入っているし、認知症になってしまっているので、そんなことはもう覚えていません。覚えていないほうが幸せでしょう。ちょっとハッキリしているときは、そのことを息子の私に隠そうとしてストレス溜めて大変でしたので。

本日、電話をかけてきたおばさんは、母がそんなことになっているのも知らないようなので、こちらはとぼけて電話を切りました。そんなに強い関係でもないので、もう連絡はしてこないでしょう。認知症の症状が出かけたころは、そんな輩がわんさか押し寄せてきましたが、成年後見人を付けて母がお金関係で自由にならなくしたら、さあっと波を引くように誰も近づかなくなりました。金の切れ目が縁の切れ目。まあ、そんなもんです。