5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

APCのUPSはバッテリーだけではなく、本体も消耗品だったことに思い知らされた話し


前回はデルのサポートでイヤなオヤジになっていましたが、今度はUPS(PCの無停電電源装置)のAPCのサポート。

今使っているAPCのBK350というUPSバッテリーが古くなったせいか、UPSの電源を抜いてもバックアップ電源に切り替わらない。サポートにWeb経由で連絡すると、まずはマニュアルが送られてきて、現状の確認をするように指示を受ける。

しかし、これからこの会社のおかしいところ。いきなり、メールでサポートの満足度調査が送られてきた。まだ、サポートが完了していないに。これだと、満足度は最低でしょう。

また、マニュアルを送っていただくのはうれしいのですが、7M以上の大きな添付ファイルを送ってきた。ダウンロードするのが大変。一瞬PCが止まってようで、何が起こったのがわからなかった。これだとマニュアルページのリンク先を教えてくれればいいのに。

これでまだまだ終わらない。サポート担当者と状況を説明し、結局の回答は以下の通り。

  • 何が原因かは不明。現象は過負荷(バックアップ電源にたくさん機器がつないだ状態)だが無負荷(バックアップ電源に何も機器をつないでない)で同じ現象なので、原因が特定でできない。
  • シリアル番号から調べると、既に製造から7年以上経過しているので、バッテリーを交換しても直らない。
  • 結論としては、本体まるごと新しいものに交換してくれ。

しかし、買ったのは7年経っていないのです。在庫で何年か積まれていたのか? なので、UPSを購入するときは、本当に新しい製品かどうかを注意する必要があります。UPSの在庫品は、バッテリーが劣化している可能性があるとのこと。

オムロン(OMRON)
¥19,690 (2024/04/13 17:59時点 | Amazon調べ)
Cyber Power
¥14,654 (2024/04/13 17:59時点 | Amazon調べ)

万が一に備えて、使用するデスクトップPCにはUPSにつなげて停電に備えましょう。停電でいきなり電源が落ちると、最悪の場合ディスクが逝って復旧が難しいことがあります。ノートPCはバッテリーが付いているのでUPSは必要ありませんが、落雷の場合はコンセントにつながっているとダメージを受けることがありますので、ご注意を。

サポートの話のなかで、バッテリー以外に本体も7年位の寿命があると説明してくれました。これは知らなかった。バッテリーを交換していけばいいかと思っていました。UPSはずっと電源が入っているものなので寿命があるとのこと。もし、寿命を長くすのであれば製品コストが高くなってしまうそうだ(本当か?)。サーバーを導入するときは、UPSは運用コストに入れておいたほうがよさそうです。

ではということで、寿命が来たと言われたUPSを廃棄するので、バッテリーを引き取ってくれないかとお願いすると、APCの新しい製品を購入しないと古いバッテリーの引き取りをやってくれないそうだ。これは販売戦略? あまりよろしくない戦略ですね。APCは積極的にはバッテリーのリサイクルは行っていないようです。私だったら、最初から引き取りOKにしておきます。そうすれば、またAPCからまた購入しようかと思いますが・・・。最初から引き取り条件をつけられると、この会社からはもう買うのはやめておこうと考えてしまいます。

となるとUPS導入のポイントとしては、何年か経つとバッテリーを交換して破棄しないといけないので、破棄まで考えないといけません。自分のところの製品を売ることしか考えていないメーカーから購入するのは考えもの。

ついでに今住んでいる横浜市の資源循環局に、UPSのバッテリーの廃棄の方法について聞いてみました。横浜市は、G30を合い言葉に30%のゴミ削減を目標にしています。

  • UPSのバッテリーは、市が引き取ることはしていない。車のバッテリーは、販売店へ。
  • UPSのメーカーに引き取ってもらうようにお願いしてくれ。
  • 新しいUSPを購入したら引き取ってくれるメーカーを当たってみれば。
  • 引き取ってくれないのであれば、専門の廃棄業者に依頼してくれ。

とのこと。市の担当者によれば、

  • PCのリサイクルは義務化しているが、周辺機器であるUPSはその義務はない。
  • できればUPSのメーカーが何とかしてくれれば、いいのですが。再度交渉したみたら。
  • 本件は積極的には、業界団体や各省庁には働きかけはしないが、資源循環局内の議題として報告しておく。

とのこと。

最後に市の担当者の言われたのは、購入するときは、その製品を正しく捨てることができるかを考えること。全くその通りです。

今度UPSを買うときはオムロンにしてみよう。

追記

最近、この記事のアクセスが多いので、一言追加しておきます。

UPSはやはりAPSが一番ラインアップが多くていいのだけど、交換するバッテリーの値段が高いのが玉に瑕です。

そこで今ではAPSの純正バッテリーではなく、互換のバッテリーを買っています。どうせAPSでバッテリーを製造している訳も無くバッテリーの会社から買っている訳で、バッテリーも規格品なのでサイズと端子の形が合えば交換可能です。しかも、バッテリーがダメになっているときは、UPS本体の保証も切れている訳で、だったら新しいUPS本体を買ったほうがいいかもしれません。だけど、純正の半分以下の値段で手に入ります。UPS本体、純正バッテリー、互換バッテリー、のいずれかを買うかは、あなたの考え次第です。私は互換バッテリーを買ってしまいますけど。

最近購入したのはバッテリーストアというお店です。古いバッテリーも安く廃棄してくれます。

追記その2

今は上記のバッテリーストアのバッテリーはもう買っていません。値上げしてしまったので、あまりお買い得感がなくなってしまいましたから。今はこちらのLONGの互換バッテリーをアマゾンから通販してします。店頭で買うと重くて持って帰れませんので、通販で送ってもらうことがバッテリーの正しい買い方です。LONGのバッテリーを3つ位交換していますが、今のところ問題はありません。ただし、互換バッテリーも高くなっています。だけど、純正バッテリーよりもはるかに安く手に入ります。

シュナイダーエレクトリック(APC)
¥27,205 (2024/04/12 15:46時点 | Amazon調べ)
オムロン(OMRON)
¥11,880 (2024/04/07 10:46時点 | Amazon調べ)

いずれにしても、互換バッテリーを使用するときは自己責任で。

続きはこちらから

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング

“APCのUPSはバッテリーだけではなく、本体も消耗品だったことに思い知らされた話し” への1件のコメント

  1. […] 無停電電源装置(UPS)のバッテリーを交換しました。UPSはAPCのBK350という機種。このUPSはここでも書いたように、APCのサポートから理由なしにたぶん寿命と言われたものです。 […]