5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

認知症の母が昔契約したローン契約書が大量に出てきた話し


年末は引き続き認知症になってしまった母の部屋の片付けです。

掃除をしてみると、既に認知症を患っていたときの母が昔に契約したローンの契約書がたくさん出てきました。1万円くらいから30万円まで、何かとローンを組んでいました。長くても3回払いなので、店に行ったりセールスの人が来たときに、手持ちの現金がなくても言われるがままにローンの契約をしてしまったのでしょうか。

父の相続で数千万のローンが残っていたしで借金がもう怖くなくなっていたのか、母が自分で儲けた自由な金があったからよかったのか、それとも近所のおばさんが働いている店から言わるがままだったのか、もう認知症でこの頃のことは覚えていないのでわかりません。

当時何度かローンのことで母に言うと。「自分の金だから、周りに迷惑かけないから勝手にするんだ。」と怒って何も聞いてくれませんでした。そのくせ、買ったものは何も使わずに放っておくなんてことしていましから、ものが欲しいのではなく店員の言うとおりに契約を交わしただけかも。その頃から判断能力が落ちていて認知症の兆候があったかもしれません。

これらの契約はすべて完済していると思いますが、ローン会社から何も言ってこないし、母に成年後見人を付けたときに司法書士にすべての財産を調べてもらったので大丈夫と思いますが。

そう言えば、ローンを組んだ先は、呉服屋、宝石の展示会セールス、ふとん屋、食品とか、だいたい同じ店です。宝石はものがあるけど鑑定書がないとか、今となっては危ない取引です。

呉服屋の店員は裏に住んでいる私の小学校から高校までの同じ学校に通っていた人の親なのです。母に成年後見人を付けて契約をかわすのを厳しくして自由に契約できなくしたら、そのおばさんはぱったり来なくなりました。普段会っても無視されるし、金の切れ目が縁の切れ目というのは本当でした。これでそのおばさんの売り上げは、相当下がったかもしれません。着物自体は残っていますので、ツレか娘が着るでしょう。母は昔の人ですが、体格がよかったので幸いです。

ふとん屋や宝石屋から電話がかかってきても(私が出ると無言で切られるしでナンバーディスプレイで相手の電話番号が表示されるので、どこから電話がかかって来たかわかる)、母はいいカモだったと思います。

健康食品は大量に残っていましたが、もう古いし誰も取らないしですべて捨てました。母は健康志向が強かったので、健康食品は好きでした。あまり効果はありませんでしたけど。特に認知症には・・・。

年末は親の部屋を掃除してあげると、普段からいろいろと危険な目に遭っていることがわかるので、傷口が深くなる前に何とか助けてあげられるかもしれません。

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